『Sapphire Drive』は、インサートした瞬間に自然なサウンドをもたらす、透明感のあるサチュレーション・プラグインです。複雑な操作を排除し、直感的なワークフローでミックスにアナログの質感をもたらします。ボーカルからヘヴィなベースまで、あらゆるトラックにインサートしてタイプを選び、アマウント(適用量)を設定するだけで、サウンドに温かみや存在感、重厚感を加えます。
◆直感的な操作で即座に結果を得る
わずか6つのパラメーターと4つのサチュレーション・タイプという洗練された構成で、思い悩むことなく瞬時に最適なサウンドメイクが可能です。
◆回路内部で機能する「TONE」コントロール
搭載されているTONEは、単なるポストEQではありません。歪み回路の内部で倍音のキャラクターを直接形成し、ノブを上げることで倍音を強調し、ノブを下げることで温かくダークな有機的サウンドを生み出します。この音色変化は、サチュレーションの一部であるため、自然な仕上がりとなります。
◆パラレル・サチュレーション対応
MIX ノブを使用することで、原音とエフェクト音のバランスを自由に調整でき、原音のダイナミクスを保ったまま倍音の豊かさだけを付加するパラレル処理が可能です。
◆ゼロレイテンシー&圧倒的な軽さ
オーバーサンプリング無効時はレイテンシーが「0ms」で動作するため、リアルタイムのレコーディングやライブパフォーマンスに最適です。オーバーサンプリングが有効の場合、minimum phaseモードでのレイテンシーは約「0.1ms」。linear phaseモードでは、2倍から16倍のオーバーサンプリングにおけるレイテンシーは約「0.7ms」から「1ms」です。
また、CPU負荷が極めて低く最適化されているため、ミックス内の「すべてのトラック」に気兼ねなくインサートすることができます
◆主な機能
・INPUT
サチュレーション回路に入る前の入力ゲインを調整。高く設定するほどアグレッシブな倍音が得られ、低く設定するとヘッドルームが保たれ透明感のある効果になります。基本的には、マイルド~モデレートなサチュレーションを想定しているため、0dB付近での使用が推奨されます
・TYPE
4つのサチュレーション・アルゴリズムからキャラクターを選択します。
Bloom
中高域~高域にかけてのきらびやかさと空気感を加えます。ボーカル、アコースティック楽器、シンセリードに最適
Tape I
クラシックなテープサチュレーションです。緩やかな高域のロールオフと滑らかなトランジェントによるテープ特有の温かみをもたらす、自然な「接着剤(グルー)」として機能します。
Tape II
Tape Iよりもテープマシンをハードに駆動させたサウンドです。より深いサチュレーション、より顕著なコンプレッション、密度の高い中音域、そしてより粗く、ヴィンテージ感のあるキャラクターを生み出し、重厚感と質感に重点を置いています。
Thick
生々しい中低域の量感を追加します。ベースやキック、パッドなど、ボトムエンドのボディや力強さを必要とするサウンドに最適です。
・AMOUNT
サチュレーションの適用量(強度)を調整します。低い値では微細な温かみや密度を加え、高い値では豊かな倍音とコンプレッション感を伴う強力なドライブを生み出します。選択したTYPEによって、Amountが同じ設定でも反応が異なります。
・TONE
高域成分をコントロールします。これは単なるEQではなく、歪み回路の内部で直接倍音を形成します。ノブを下げるとクラシックなテープマシン特有の「高域のロールオフ(減衰)」をエミュレートし、ノブを上げるとデジタルの刺々しさを避けた音楽的なアナログ・ブーストを行います。
・MIX
エフェクト音と原音のバランスを調整し、パラレル・プロセッシングを可能にします(0%で完全なドライ、100%でフルエフェクト)。AMOUNTEを高く設定した際、MIXを下げることでAMOUNTを低く設定するだけでは得られないユニークなテクスチャを作ることができます。
・OUTPUT
最終的な出力レベルを調整します。倍音が付加されることで聴感上の音量が上がってしまうため、ここで出力ゲインを下げて原音とレベルマッチングを行うことで、音量バイアスに惑わされずに「純粋な音色変化」だけを正確に比較・判断することができます
・Oversampling
オーバーサンプリング機能の有効/無効を切り替えます。
・Phase Modes
Minimum Phase モード、またはLinear Phase モードを切り替えます。
※最新の動作環境はメーカーページをご参照ください。