ピアノの余韻を倍音で再構築する、進化型サウンド・ピアノ。
『Refraction』は、高品位なアップライト・ピアノのサンプリングを出発点に、演奏中の音程と連動して倍音を制御するスペクトル・レゾネーターを組み合わせたKontakt音源です。 通常のピアノ演奏はもちろん、持続的に変化するパッドや、アコースティックとエレクトロニックが融合したサウンドベッドの制作まで、従来のピアノ音源では不可能だった表現を実現します。
単なる「加工されたピアノ」ではなく、演奏そのものが倍音構造をドライブし、音色が有機的に変化していく設計が特徴。 作曲家、プロデューサー、サウンドデザイナーに向けた、ピアノを素材にした音響楽器です。
◆コア・コンセプト:ピアノの余韻を再設計
収録されているのは、超薄手のフェルトを施したプレミアム・アップライト・ピアノ。 各音の明瞭さを保ちつつ、耳当たりの良いアタックを実現しています。 複数のマイクポジションで収録された生ピアノの音は、ここではまだ出発点にすぎません。
『Refraction』の真価は、キーを押した「その後」に発揮されます。 保持されたノートの残響成分を抽出し、演奏中の音程を追従するチューニング済みフィルター・バンクへと送ることで、 ピアノ自身の倍音から構成されたサウンドスケープを生成します。
◆マルチマイクによるピアノ収録
ミキサーには、位相整合を保った4種類のマイク信号と、個性的なエコー信号を搭載。 これらを自由にブレンドすることで、ピアノの質感を細かく調整できます。
◆ レゾネーターと倍音コントロール
インターフェースには、倍音ごとに制御可能なバンドパス・フィルター群を配置。 各フィルターは、演奏している音の基音と第6倍音までに自動的に割り当てられ、ポリフォニックに動作します。
スライダー操作により、各倍音の音量やパン位置を個別に調整可能。 ピアノの音程構造を保ったまま、響きの重心や広がりを直感的にデザインできます。
◆Resonance Bloom:演奏表現の中核
インターフェース中央に配置された「Resonance Bloom」は、本製品の核となるコントロールです。 初期設定ではモジュレーション・ホイールに割り当てられており、任意のMIDIコントローラーに再設定できます。
値を上げることで、選択された倍音の出力を持ち上げるだけでなく、共鳴の強さそのものを強調。 単なる音量調整ではなく、倍音構成全体を変化させ、豊かで有機的な高域成分を付加します。
レゾネーターは、クローズマイクのサブミックス、または個性的なEcho信号によって駆動可能。 さらに、ピアノ本体のマイク信号をミュートし、共鳴音のみを演奏することもできます。 これにより、ピアノの倍音だけから構成されたシネマティックなパッド音色を生み出せます。
※最新の動作環境はメーカーページをご参照ください。